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(※告知※) Seltieの姉妹店がオープンします! <完結>

2015.07.01|Information

<1> 2015年6月14日(日)

宮下です。

突然ですが、

遂にSeltieの2号店(姉妹店)を出すこととなりました。

本当に誰にもお話せずだったので、なかなかのサプライズかと。。。

2号店の構想はずっと前から。

本当に色々と考えてきまして、もちろん色々と行動もしてきました。

・・・しかしながら、どうしても「ん〜なんだかなぁー」という問題やネガティブな要素が浮上し、結局形に出来ずに時間だけが過ぎていきました。

それからも毎日毎日今の現状について考え、悩んでいましたが、(Blogを日頃からご覧の方はもしかするとお察しかもですが)

先月末の朝に本当にいきなり「!!」と頭の上の電球が光りまして、何かに取り憑かれたように一切の迷いもなく、物件を決めたり、お店の名前やコンセプトを決めたり・・・で、今日の告知に至ります。

そんなわけで決まったのはつい最近です。

Seltieとともに、ようやく僕らがやるべきことが明確になりました。

2号店の店名は、NewTime (ニュータイム)

Seltieのある場所から徒歩10秒程で着くほどの近い場所です。

<2> 6月16日(火) 追記

お取り扱いブランドは、古着。

2号店にしてまさかの古着です。もちろん古物商をとって。

古着は古着でも “ブランド古着” となります。

古着屋さんなんて探せばいくらでもありますし、ブランド古着屋さんも探せばいくらでもあります。

わがまま(我が儘)をコンセプトとするSeltieとして、またSeltieの2号店として、どこにでもあるようなことはもちろん致しません。(うちがやるべきことではありませんので)

では何でそもそも “ブランド古着” なのか?

ブランド古着をやる必要性とは?

そのお店に並ぶブランド古着の出品者は今このBlogをご覧になっているお客様(あなた)です。

お客様の私物が商品となりその店舗に並びます。

販売価格(値段)はお客様が自由に決めます。何円でも構いません。

全て “委託” での販売となります

だけれど、それだけではどこにでもある古着屋ときっとそう変わりありません。

そこに、ずっと服に携わってバイヤーとして毎シーズン何百というブランドを見てきた僕の経験や知識を組み合わせ、よりお客様(出品者様)に満足していただけるような価格に変更(またはお客様の希望額のまま)して販売していきます。

お客様おひとりおひとりと必ず連絡を取り合いながら、おひとりおひとりのお客様の為に出来ることをしていきます。

またNewTimeでは “ブランド古着” を扱うとしても、扱う商品(ブランド)と扱わない商品(ブランド)がございます。

なんでもかんでも取り扱うようなブランド古着店ではありません。そこが他店舗様とは大きく変わります。

Seltieの2号店である以上、Seltieの2号店である必要性がございます。

NewTimeには『GIVENCHY』の古着はありませんが、『ANREALAGE』の古着があります。

NewTimeには『MARC JACOBS』の古着はありませんが、『G.V.G.V.』の古着があります。

NewTimeには『MARTIN MARGIELA』の古着はありませんが、『ohta』の古着があります。

<3> 6月18日(木) 追記

等々、上記のように古着であってもテイスト(この言葉は適切ではないですが分かりやすい為に使います)や世界観はSeltieとなります。

Seltieを支えて下さっているお客様は当店で取り扱っておりますブランドや商品を好いてくださり、わざわざご来店下さり、全国47都道府県からオンラインストアを通じてご注文下さったり、また遠方からも足を運んで下さいます。

心から感謝しております。

今このBlogをご覧下さっている全ての方々がNewTimeの商品の出品者であり、お客様(ご購入者)にもなります。Seltieに関わる全ての方がNewTimeに関わるような関係性です。

1度話は変わりますが、

NewTimeをオープンするにあたり、決定的な理由がございます。

それはずっと前から考えていたいくつかの疑問(矛盾)や葛藤によるものです。

これまた長文ですがお読みいただければと思っています。(分かりにくい部分も多々あるかと思います。文才がない為、ご了承下さい。また全て個人的な見解によるものです。)

1、 自分の身体はそもそも1つしかないわけで、基本的に1日に1コーディネートしか出来ません。(数時間に1回わざわざ着替える方はそういません) と、いうことは必然的に新しいTシャツを1枚購入したら自分のクローゼットにある1枚のTシャツの着る機会が減ります。

それでも僕らは(Seltieでは)次から次へと新しいものをお客様に提案し続ける。それはこの仕事柄、この業界柄『当たり前』ですが、それは新しいものを生み出さないとやっていけないブランド側(及び当店のような店側)の必要性であってお客様にとっての必要性では決してありません。

店というのは、ブランドが生み出す「商品」があって初めて成り立ちます。結局ブランドありきになるのは必然であり、そこに頼らざるを得ません。でもそれによってお客様を二の次に考えるようなことがあるならば(それが業界には少なからずある)それは断じて違います。ブランドを応援していくことはもちろんファッションの可能性を広げていく為にとても大切ですが(それはSeltieでやっていることであります)、店側は一度ブランドありきから脱却する術も少なからず必要。(ブランド古着もブランドありきではありますが、ブランド古着を主とする会社様はブランド古着のみであり、新品を主として扱うショップと (ブランドに対する)価値観がズレているのは当たり前であり、そこに敢えて挑戦します)

店側(特に小さなセレクトショップ)はこれからくるであろう大きな脅威にきっと気が付いているけれど、ブランド・メーカーはそこには気が付けていない気がしています。それはブランド・メーカーも必死だからであり、自らの道しか考えられていないから。例えば、ブランドやメーカーのお客様にあたる僕たちセレクトショップよりも、大きな利益をとれる自社ECサイトに力を入れていけば、そのブランドが好きなお客様(顧客様)はもちろんそのブランドの直営店にあたるECサイトで購入するわけで(当然ですがセレクトショップで買うよりも商品数も多い)、僕たちセレクトショップと戦う構図になっています。(購入しなかったとしても結局お客様を奪い合うことになる)

自社ECサイトがお客様の絶対数を増やすこと、その世界観をダイレクトに伝えるのが目的である為、ブランドやメーカーを否定する気は一切ありません。(否定していたらむしろお取り扱いすらすべきではない)

しかし、このまま時が進めばどう考えても直営店と戦える大きなセレクトショップ(規模、売上、客数、知名度だけでなく、独自性を持っているショップ含めて)しかまず生き残れません。

この消耗戦にも近い業態が “お客様” の為になるとは思えず、もっとするべきことが店側にはあるし、それはこういう小さな店側こそすべきと考えています。

2、 1の通りどんな方でも100%不要になる服が出ます。それは生きていく中で仕方のないことです。もちろん僕もあります。

だけれど捨てることは出来ないし、かと言ってもずっと置いておけるようなスペースもない。友達や知り合いで着てくれそうな方もいないし、、、そこでブランド古着屋さんに持っていくという選択肢を1つとして選びます。もしくはオークションだったり、SNSや最近利用者の多い個人で売買出来るアプリだったり。

だけれど、僕(ら)の好きな服のテイストは(大雑把に言って)そう一般的にウケる服でもないし、全ての方々が10,000円のTシャツを買うわけではありませんので、どうしたって少数派。絶対数自体が少ない。もちろんそれは分かっているけど、(ブランド古着屋さん等でも)その『価値』を認めてもらえないことが多過ぎる。

『価値』を決められるものから、決めるものにしたい。

3、 インターネットを介してどこでもなんでも手に入る時代。地方に1点しかない商品もネットで検索すれば10点、20点、30点にもなる。別に地方で買おうがネットで買おうがお客様次第。次回使えるポイントがつく所、一番安い所、一番便利な所、等々、お客様に全ての選択権があり自由があります。

その便利さはインターネットのおかげであり、Seltieもそれ(オンラインストア)によってお客様に数多くの商品を届けています。

だけれど、そのインターネットによって1点1点の商品の「価値」は間違いなく下がっています。もしくは選択肢が増えすぎてその1点に対しての「意欲」が下 がっています。『ネットで探せばある』『どこかにはある』『次もある』そんな自由によって失われていく出会った時の感動。そして手に入らないと分かるものほど欲しくなる気持ち。

ワクワクしなくなったのは常に湧き出る情報のせいであり(要因は多々ございますが)、流れる情報(ここでいう常に生まれ出てくる服)だけではなく、過ぎ去った情報にも価値を置き、お客様とともにその価値を共有していきたい。

(業界の常識が今の世の中に合っていないと感じ、他にも挙げたらキリがないのですが、、、)

<4> 6月24日(水)追記 

長くなりましたが、

Seltie、もしくは他のショップで購入した商品でも不要になったもの(お取り扱いが出来ないブランドや商品も多いので恐縮ですが、、、)があればいつでもNewTimeにお送り下さい(お持ち下さい)。

送料等は全て当社負担です。詳しくはオープン後のオンラインストア()をご覧下さいませ。

( NewTimeでも全商品をオンランストアに掲載致します)

お客様が不要と感じたものに対してお客様が自由に価格を設定し、それを全国各地から集めて1ヶ所(NewTime)に集積します。もちろん価値というものは人それぞれ。近くのブランド古着屋さんでは価値がつかなかったものがここでは価値がつくものへと変わります。(自分で価値を決められます)

ご購入者様(その商品をご覧になって下さる方)はオンラインストアにより日本全国におられます。それはSeltieを支えて下さっている全てのお客様でもあります。

また、ご購入者様は自分の好きなテイスト、世界観の商品だけが揃っていますので近くのブランド古着屋さんでお宝探しをしなくとも、オークションを見る必要性も、SNSでの売買も今より少なくなります。

ブランド古着は古着ですので、基本的に1点もの。今を逃すともうなかなか手に入りません。

また当時Seltieや他のショップで扱っていたけれど買い逃した商品に出会う確率もどこかの古着屋さんやネットサーフィンで闇雲に探すよりも高確率です。

SeltieとNewTimeとでは繋がりはあるものの、SeltieがあるからNewTimeがあります。

NewTimeだけでは決して成り立つことはありません。

また(僕を除く)Seltie現スタッフ3名がNewTimeの業務に関わることは一切ありません。

逆にNewTimeのスタッフがSeltieの業務に関わることは一切ありません。

店間の移動のみとなります。

Seltieの下にNewTimeがあるという考えではなく、

SeltieとNewTimeの繋がり(接点)はもちろんありながらも交わることのない、◯ (円) のような存在になります。

お客様が今までと同じように自由に商品を購入したりする中に、NewTimeという選択肢が登場します。

絶対に出てしまう不要になったものを自分の好きな価値で販売出来る機関があり、そこが責任をもってそれを必要とする(としてくれる)方にお届けする。

またNewTimeの存在により、Seltie(新品)だけではなく古着を購入するという選択肢も選べます。

SeltieとNewTimeに関わる全国にいる全ての方々が、出品者とお客様という関係。

◯となる関係。

そこは業界と繋がっていながらも一部切り離された領域。

お客様(出品者)、お客様(ご購入者)、それを結ぶ服(商品)にとっての新しい時間(◯)をNewTimeは創っていきます。

 NewTimeのコンセプトは、「Store of Customers and Us」 です。

<5 (完結)> 7月1日(水)追記

そして最後、NewTimeのオープン日は、

来月の8月8日(土)

(2015年8月8日)

約5年ぶり(Seltieのオープン)に店舗を出しますがなんだかんだ準備が多くて7月中のオープンが無理でした。。。(内装の工事やオンラインストアの準備、古物商の認可で時間を要しまして、、)

告知が早くて申し訳ありません。

SeltieとNewTime。

お客様にとって、今までになかった新しい時間を一緒に作っていけたらと思っております。

「文章だらけで言っている意味が全然分からんわ!」という方もショップ(オンラインストア含めて)をご覧いただければお分かりになるかと思います。

7月中に、今こうしてSeltie Blogをご覧になっている全国の方々から委託可能なご自身にとって不要な商品を送っていただきたいと思っていますので、またこちらのBlogにてご案内させていただきます。(ちなみに委託販売の方法は非常に簡単ですし、送料、返送料金(販売出来なった際の)、手数料は一切かかりません!)

最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました。

それではNewTime、Seltieともに何卒宜しくお願い申し上げます。

追記:NewTimeの住所、ホームページのURLはオープン前にしっかりとご紹介致します。

Seltie/NewTime 代表 宮下 慎司

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